意味 |
沈埋函基礎型式の1つであり、砂、モルタル、砕石等により一様連続な基礎を造成し、沈埋函を支持するものをいう。この型式には、沈埋函沈設前にあらかじめ基礎を造成するスクリード方式と、沈設l時に仮支持しておき、函底とトレンチ底面の空隙に砂等を填充する仮支持方式とがある。①仮支持方式:矩形断面の沈埋函の基礎造成に広〈利用されている方式であり、あらかじめ仮支持台をトレンチ底面に設けておき、沈埋函を沈設して一時的に支持させ、函底と卜レンチ底面の空隙に砂、モルタル等を填充して一様連続な基礎を造成するためのものである。使用材料により砂吹込み方式とモルタル注入方式とがあり、いずれも広幅員の矩形断面沈埋函の基礎造成方式としてよく用いられる。②スクリード方式:浚渫したトレンチ底面に砕石または砂利をー様に敷き均し、その上に沈埋函を据える基礎造成方式であり、主に円形鋼殻方式に用いられる。スクリード厚は50〜80㎝程度であり、幅は沈埋函底面幅+1.5〜2mが標準である。この方式には、海上の作業足場から吊り下した水中桁上をスクリード機が走行して砕石を敷き均す水中桁方式と、トレンチ底面の両端に基礎杭を打ち込み、その上にレールを敷設し、スクリード機を走行させる水中軌道方式とがある。
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