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造園用語集

項目	田園墓地／でんえんぼち
英語	rural cemetery
意味	19世紀初め、アメリカの都市に設けられ、風景庭園様式で設計された墓地。1831年のボストンのマウントオーバーン墓地建設以来、フィラデルフィアのローレルヒル、ニューヨークのグリーンウッド、ボルチモアのグリーンマウント、ピッツパーグのアレゲニー、シンシナティのスプリングフィールドなどの田園墓地が次々と設けられた。当時、都市には公園が無かったため、市民は起伏する芝生地の中をカーブする園路、点在する独立樹や樹林、花木や草花を楽しみ、田園墓地をレクリエーションエリアとして大いに利用した。造園家ドウニング(A.J.Downing)は、この状況を調査して、大都市に大公園を計画する必要性を説いた記事を自ら主宰する雑誌に発表し、詩人であり、新聞編集者でもあるブライアント(W.C.Bryant)のキャンペーンと相まって、ニューヨーク、セントラルパーク建設の機運を盛り上げた。