一般用語集
てん【天】 一般用語集 て
項目 | てん【天】 |
意味 | (1)頭のはるか上をおおって無限に広がる空間。大空。(2)(1)にいて,万物を支配するもの。造化の神。天帝。「—の助け」(3)天(2)の定めた運命。天命。(4)〔仏〕衆生が生死流転する六道のうち,最上部にある最も苦悩の少ない世界。(5)キリスト教で,天国のこと。(6)書物・荷物など,上下の定まっているものの上の方。⇔地━知る,地知る,我知る,人知る〔「後漢書」から。楊震が王密のさし出すわいろを断った時の言葉〕だれも知らないだろうと思っていても,悪事や隠し事はいつかは露見するものだ。四知。━高く馬肥ゆ秋は空が澄み,馬はたくましくなる。秋の好時節をいう語。━に唾(つば)する⇒天を仰いで唾(つばき)する━の配剤(はいざい)天は人それぞれに資質や能力,機会などをほどよく配するものであるということ。━は二物(にぶつ)を与えず一人の人間が多くの才能や資質を備えているということはない。━を仰いで唾(つばき)する〔「四十二章経」〕他人を害しようとしてかえって自分の身をそこなう。天に向かって唾する。 |