意味 |
人体に悪影響を及ぽす各種有毒ガスおよび爆発、火災の因となる可燃性ガスを総称して有害ガスという。前者には発破後ガス、内燃機関の排気に含まれる一酸化炭素(CO)、炭酸ガス(C02)、酸化窒素類(Nox)のほか、地層より湧出する酸欠空気、硫化水素(H2S)、亜硫酸ガス等があり、このほか有機溶剤の蒸気がある。後者は主として地層中に包蔵されているメタン等の天然ガス、都市トンネル工事では漏洩した都市ガス、プロパンガス等である。最近のトンネル建設工事では、このような有害ガスの発生要因が増加しており、適正な作業環境を確保し、労働者の健康を保持するとともに各種災害を防止するために、換気等により有害ガスの除去を図る必要がある。各種有害ガスの諸性質およびその抑制目標濃度は次表のとおりである。 |