意味 |
沈埋工法で建設する水底トンネルをいう。沈埋トンネルは、水底からのかぶりを小さくできるためにアプローチが短くなり、トンネル延長の短縮が図れる。また、水中重量となるから軟弱地盤上に建設が可能で、かっ、プレキャス卜によるため良質で複雑な大断面トンネルを短工期で建設することが可能であるなどの特色をもつ。 1893年、ポストンで下水道トンネルとして建設されたのが最初であり、わが国では、1944年安治川の河底トンネルとして初めて建設された。これと類似のものであるが、水中浮管式トン不ル(floating tube)の構想が相当昔から提起されている。たとえば、メッシナ、英仏、明石等の海峡で提案されたことがある。沈埋工法、水底トンネルの項参照 |